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夜のお客様
主人公の千沙は、
フラワーショップ彩華の店長になって2年…
都心の静かな場所にある花屋で
綺麗な花達と過ごすことで
華やかな気分を感じていたのですが…
優しいイケメンのオーナーに、
淡い恋心を抱いている千沙ですが
どこまで言っても王子様のような存在なのでした。
そんなオーナーが帰った夕方、大雨の為
店じまいをしようとしていると、
人が店に入ってくる音が聞こえるのでした。
コツっ…
お客さん…?
「いらっしゃいま…」
あ…!背が高くて
色白で…なんて綺麗な人…!!
そこには全身黒ずくめの男が、
雨にずぶ濡れになって立っていたのでした。
「あの…お花をお探しですか?」
無言で立ちすくむ男…
「あ…よろしければタオルを…」
千沙が店の奥へ行こうとした瞬間!
男は、強く千沙の腕を掴むのでした…
え…?
急に男に口付けられて混乱する千沙…
しかしその唇は甘くやらしく音を響かせるのでした…
くちゅくちゅ…
ちゅく…
「んっ…んんんっ…」
なに…?甘い香り…!
甘い花みたいな香り…
溶けちゃいそう…
あまりの気持ち良さに我を忘れかけていた千沙でしたが
男を振り払って言うのでした。
「何なんですかあなた!!警察呼びますよ!」
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男は濡れた手で、
千沙が叩いたところに触れて言うのでした。
「フッ…やっと見つけた」
男が壁に手をついた瞬間、停電する店内…
えっ…雷のせい…?
電気が落ちて…
暗闇の中で、男はチューベローズを手に言います。
「嬲ってやろうか?この花を見ながら
アンタが望んでたみたいに…」
目が…赤く光ってる…
恐怖のあまり動けない千沙に…
「また会おう…」
そう言って、店から出て行く男…
千沙は腰が抜けてその場にへたり込むのでした。
何だったの…あの男…
今度来たら警察に…!!
…
でも…何なの…!?
体がすごく熱い…
また会おうってあの男は言った…
帰宅した千沙がベッドでウトウトしていると
不意に花の香りが花をかすめるのでした…
え…?花の香り…?
窓は閉めたはずだけど…
……!!!!
目を覚ました千沙が目にしたものとは…!?
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