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さよの復讐
昔、北の山奥に小さな村がありました。
当時は、痩せた土地にしがみつくように生きる村人たちがいたのです。
貧しいが故に女が売られてゆく村は、
ほとんどが男衆と年寄りだったと言います。
主人公のさよは、ある夜から、村の男衆の慰み者にされるのでした。
地獄のような夜が明け、朝日が昇った頃、
母が納屋に来て言います。
「これからは村の男衆が来たらおとなしく慰み者になるんだ」
これが男衆を村に
とどまらせる為の掟だと言うのです。
抵抗しなければ、傷つく事もない…
半ば裸の状態で放心していたさよの元に、
村長と村長の息子の竹造が納屋へ入ってくるのでした。
「夜這いの因習が村の為だなんて大嘘だ!
こんな村出るんだ!」
そして、さよと竹造は、夜の森を抜けようとしますが村人に見つかり、
竹造を斬り殺します。
そして、連れ戻されたさよは、もう逃げられないように、
両足の筋を切られるのでした…
何日も高熱が続き、それでも男衆は容赦なく毎晩やって来ます。
そうして傷が癒えた頃、母はさよに平然と言い放つのでした。
「慣れるものだ、そのうち気持ちよくなる。
抵抗しなければ男衆は優しいし、貢ぎ物もくれる。」
それを聞いたさよは、自殺しようと火箸に手を伸ばすのでした。
しかしその瞬間、さよに悪阻が訪れます。
誰の子かわからないが、うちの子だ
可愛いに違いない
さよは子供がいればこんな地獄も耐えられるかもしれないと
生きることを決心しますが、
村人たちは、寄ってたかってさよを流産させようとします。
冷たい川に裸で寝かされ、石で腹を打たれるさよ…
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憎い…憎い…父さんも母さんも村の男衆も…
すると、涙を流している、さよの腹の中の赤子が動くのでした。
生きてる!まだ生きてる!!
希望を取り戻したさよは、
ある夜夜這いにやってきた男の一人を火箸で刺し殺して
筋を切られて歩けない足で、村から脱出するのです。
探し出して両手も斬り落とせ!
村の男衆は、必死にさよを探します。
そうして、逃げ延びた川のほとりで、
さよは女の子を出産するのでした。
まだ胎盤と繋がっているへその緒を食いちぎり、
赤子の顔の汚れを舐めとって、乳を与えるさよ。
絶対に死なせはしない!!
お前は大きくなってこの母の恨み
受け継いでおくれ!!
そこからのさよの暮らしは、過酷を極めました。
歩けない足を引きずりながら、蛇や昆虫や魚を取り、
ただただ、この術との元凶となった、
村人達への恨みを晴らす為だけに生き延びたのです。
そうして何年か経ったある日、
さよの故郷に、さよとそっくりな女の子が現れます。
喜んで迎え入れた、さよの父と母は…
さよの復讐とは…
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