前回 【夜這い村】~日本の風習「夜這い」~のあらすじはこちら>>>
「まんがグリム童話 大奥の秘事作法」をスマホで、無料試し読みする方法はこちら>>>
さよと竹造
昔、北の山奥に小さな村がありました。
当時は、痩せた土地にしがみつくように生きる村人たちがいたのです。
貧しいが故に女が売られてゆく村は、
ほとんどが男衆と年寄りだったと言います。
主人公のさよは、ある夜から、もう大人だから
裏の納屋で寝るように言われるのでした。
しかし、夜が更けた頃、
村長と村の男が2人、納屋に押し入ってくるのです。
そして、小夜は着物を無理やり剥がされ、
身動きを取れないよう
押さえつけられたまま三人の男に犯されるのでした。
地獄のような夜が明け、朝日が昇った頃、
母が納屋に来て言います。
「これからは村の男衆が来たらおとなしく慰み者になるんだ」
女が村の男衆の慰み者になる…
これが男衆を村に
とどまらせる為の掟だと言うのです。
その夜から、どんなに嫌がろうとも村の男衆の夜這いは毎晩続きました。
抵抗しなければ、傷つく事もない…
半ば裸の状態で放心していたさよの元に、
村長と村長の息子の竹造が納屋へ入ってくるのでした。
「まんがグリム童話 大奥の秘事作法」をスマホで、無料試し読みする方法はこちら>>>
「こんな掟は異常だ!!」と憤慨して帰る竹造を見て、
さよは、ますます竹造に惹かれるのでした。
そして、一念発起したさよは、逃げ出そうとします。
その瞬間、去ったはずの竹造が納屋に戻って来て言うのでした。
「夜這いの因習が村の為だなんて大嘘だ!
こんな村出るんだ!
ずっと俺もこんな村から出たかった。
一緒に行こう!」
そして、さよと竹造は、夜の森を逃げるのでした。
しかし、行く道に村長と村の男が立ちはだかります。
「掟を破るとは許さん」
そうして、力尽くで、二人を連れ戻そうとする男衆。
抵抗する竹造に逆上した男衆の一人が、鎌で竹造を斬り殺します。
そして、連れ戻されたさよは、もう逃げられないように、
両足の筋を切られるのでした…
何日も高熱が続き、それでも男衆は容赦なく毎晩やって来ます。
そうして傷が癒えた頃、母はさよに平然と言い放つのでした。
「慣れるものだ、そのうち気持ちよくなる。
抵抗しなければ男衆は優しいし、貢ぎ物もくれる。」
怒りを覚えたさよは、反発します。
「慣れる?気持ちいい?
竹造さんは殺されたんだ!うちは足を失ったんだ!
ここは地獄だ!!もう死にたい…」
そうして、火箸に手を伸ばしたさよは…
「まんがグリム童話 大奥の秘事作法」をスマホで、無料試し読みする方法はこちら>>>