絶愛ビースト ~お前の蜜を俺に捧げろ~「チューベローズの香り」あらすじ ネタバレ 無料試し読み

 

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チューベローズの香り

 

主人公の千沙ちさは、

フラワーショップ彩華さいかの店長になって2年…

都心の静かな場所にある花屋で

綺麗な花達と過ごすことで

華やかな気分を感じていたのですが…

 

香也こうやと名乗る男が現れて、千沙の生活は一変します。

しかも男は人ではない存在…

 

香也のについて思いを巡らせていると

所構わず現れる香也にされるがままになってしまう千沙…

 

三度目に香也が現れた夜…

千沙は憧れのオーナーの立花に、

パーティーへ出席するよう頼まれたのですが…

 

「あの…私なんかでよかったんでしょうか?

こんな、豪華なドレスまで…」

 

「大丈夫ですよ

とてもお綺麗です、自信持をって」

 

「はい…ありがとうございます…」

 

立花さん…

スーツが決まってって素敵だな…

 

たくさんの女性たちに

囲まれている立花を見ながらテラスに出る千沙…

そこへ立花がやって来るのでした。

 

「千沙さん、今日は来てくださってありがとう

おかげでとても良い夜でした」

 

「い…いえ、私こそ

こんな素敵なパーティに誘っていただいて…」

 

 

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どうしよう…

会話が続かない…

 

恥ずかしくて俯いている千沙の髪に触れる立花…

 

立花さん…!?

 

立花の顔が千沙に近づいて来たその瞬間

風と共にチューベローズに香りが花をかすめます。

甘い香りを嗅いで、倒れ込む千沙…

それを受け止めたのは…

 

スーツ姿で現れた香也だったのです

 

「あちらにお休みになれる場所がありますので

そちらへお運びしましょう」

 

「あなたは…?」

 

突然現れた香也に戸惑う立花…

「大丈夫ですよお任せ下さい」

 

「…ではすぐ戻りますので

彼女を宜しくお願いします」

 

そう言ってパーティー会場へ戻る立花

 

甘い香りで頭がぼうっとする…

立花さん…行かないで…

 

香也に空き部屋に連れて行かれた千沙…

 

「全く…油断も隙もありはしないな

俺以外の男にもそんな顔を見せるとは」

 

「やっぱり…なんでここにいるのよ!」

 

ベッドに横になる千沙を見下ろして香也は言います。

「悪い女にはオシオキだ」

 

またもや香也に捕まってしまった千沙…!?

 

 

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