まんがグリム童話 大奥の秘事作法【お振とお駒】~お振の真意は…~あらすじ ネタバレ 無料試し読み

 

 

 

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お振の真意は…

 

徳川4代将軍、家綱の時代…

大奥の正室の付き人、飛鳥井と家綱の乳母である矢島局

二大勢力に分かれていました。

そんな折に、大奥へ来たのが、お駒お振でした。

お駒は京の良家からやってきた美しい女で皆にちやほやされた

自信に満ちた女でした。

一方、お振はお駒の幼馴染で天女のような美貌を持っていたが、

ひどく内気でお駒にしか心を開かないような女でした。

 

上様のお目に止まりかけたお駒でしたが、

お振が立ち上がり、上様の上着についた蜂を取った事がきっかけで

お振が、上様に選ばれたのでした。

悔しさで悶えるお駒に、褥番の指名が入ります。

お振と上様が抱き合ってる真横で眠るなんて有り得ないと、

憤慨するお駒でしたが、もしかしたら上様のお手がつくかもしれないと思い

褥番を引き受けたのでした。

 

その夜、背を向けるお駒に聞こえてくるのはお振の泣き声でした。

その初々しさに上様は興奮し、獣のように一晩中お振を抱くのでした。

その喘ぎ声に耳を塞ぐお駒…

しかしお振れは、「お駒ちゃんがいてくれてよかった。」

「本当はここにお駒ちゃんがいるはずだったのにごめんなさい」

と泣きながら謝るのでした。

 

 

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ほどなくしてお振正式に側室となり

将軍の寵愛を一身に受けるようになったのです。

 

側室になっても内気な性格は変わらないお振について、

お駒の侍女が言うのでした。

「実は、お鈴廊下の前の晩、

庭でお振様が妙な動きをしていたと聞きます。

まるで何かを探しているような…」

それを聞いたお駒は、お振が最初から

袖の中に蜂を入れていた可能性があると気付き唖然とします。

 

そんな折に伝えられた、お振の懐妊

もし、お振が男の子を産めば大奥で絶大な権力を持つ事になる。

奥内は騒然となるのでした。

お振の懐妊を祝い、観楼会が開催されます。

お振の好意で、上様とお振のいる桟敷きに座るお駒

「お駒ちゃんと一緒に楽しみたくて!」というお振に対し、

上様は、お駒の事など全く覚えていないのでした。

上様は、饗宴に次第に飽き始め…お振はある事を思いつきます。

 

「お駒ちゃん、

子どもの頃よくやったあの踊りをやってよ」

 

そう言われたお駒は…

 

 

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