前回 【第2話】～二人きりの浴室で…～のあらすじはこちら＞＞＞
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九条を避ける美桜…
同窓会で再会したのち、甘い夜を過ごした美桜。
九条の両親を目の前に言われたのは。
「婚約宣言」
…目まぐるしい展開についていけない美桜でしたが、
九条の真意を聞いて、婚約者のフリをする事に決めたのでした。
迫ってくる九条に本当は大好きだけど、婚約者のフリである以上、
美桜は体を許すわけにはいきません。
九条の言動に振り回されっぱなしの美桜は、
ついに、浴室で思いをぶちまけます。
すると九条は、「俺が、何も考えないで、ああいう事してると思う？」
と、じれったい気持ちを美桜にぶつけます。
腕を掴まれた拍子に外れるタオル…
美桜はそのまま浴室の椅子に座らされ、九条に体を洗われるのでした。
声を出すにも出せない美桜は九条の攻めにされるがままに…
上がった時にはぐったりしているのでした。
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全然、自分が保てない…
好きじゃないならどうして触れるの？
九条くんがわからないよ…
翌朝、美桜は気まずくて九条の顔をまともに見る事ができません。
分かりやすい避け方でしか九条を避けられない美桜は、
そのうち終わる…こんな夫婦ごっこ…
と自信に言い聞かせるのでした。
そして、座布団をしまいに行った部屋で、
ついに美桜は九条に捕まり問い詰められます。
「何で避けるの？俺が嫌なら本気で抵抗してよ。
触れれば赤くなって、震えて、
色っぽい声を出して、体を委ねてくる…
勘違いしそうになる。」
まだそれも演技だと思う美桜は、
「私の事、からかって遊んでるだけじゃない！
私はずっと好きだったのに！」
と、本当はこんな風に怒って伝えたかった訳ではないのに
勢いに任せて、本音を言ってしまったのです。
不本意に涙が頬を伝う美桜に九条は…
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