前回 【お振とお駒】~お振の真意は…~のあらすじはこちら>>>
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あんな女いなくなればいい
徳川4代将軍、家綱の時代…
大奥の正室の付き人、飛鳥井と家綱の乳母である矢島局の
二大勢力に分かれていました。
そんな折に、大奥へ来たのが、お駒とお振でした。
お駒は京の良家からやってきた美しい女で皆にちやほやされた
自信に満ちた女でした。
一方、お振はお駒の幼馴染で天女のような美貌を持っていたが、
ひどく内気でお駒にしか心を開かないような女でした。
しかし、お振の図らいで側室になり損ねた
お駒は屈辱的な日々を過ごすのでした。
正式に側室となったお振は将軍からの寵愛を一身に受け、
ついに懐妊したのでした。
男の子を産めばお振の権力は絶大になる…
大奥は騒然となるのでした。
お振の懐妊を祝う会で、
「お駒ちゃん、
子どもの頃よくやったあの踊りをやってよ」
と頼まれたお駒は、将軍や侍女たちの前で、
みっともない踊りを踊り、挙げ句の果てに池に落ちるのでした。
お振のせいで醜態を晒す事になったお駒は、怒りのあまり
差し伸べられたお振の手を払いのけます。
それを見て、お駒に怒りを露わにする上様…
それに加えて、矢島局にまで叱責され失望される始末。
故郷からの手紙には、御家取り潰しの危機が迫っているとの事でした。
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本当なら、私が側室になるはずだったのに…
お振に小細工をされて奪われて…
数々の嘲笑や屈辱を受けて…
あんな女いなくなればいい!!
いっそ殺してやりたい!
その時、お駒は思い出します。
大奥に勤める際にお駒は母から
何か大変な失敗をしてしまったら死んで詫びろと
毒薬を手渡されていたのです。
ある日、お駒はお振の元へ、
毒薬を仕込んだお菓子を持って行きます。
笑顔で、お菓子を食べるお振…
そして数日後…お振は高熱を発し、床に伏したのでした。
その症状は重く命さえ危うい状況だったのです。
それから数日後、お振の様子が気になったお駒は、
お振の部屋へ入ります。
そこには、お振の書いた日記が置かれているのでした。
そこに書かれていたのは、衝撃の事実だったのです。
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