「任侠レンアイ~三代目組長と純白乙女」【三代目と秘愛ナイチンゲール~特別病室の患者さん】あらすじ ネタバレ 無料試し読み

 

 

 

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特別病室の患者さん

 

主人公、新米看護師の小沢桃花の働く病院には、

特別病室という、政治家の先生などの特別な患者さんが

利用している病棟があるのでした。

 

先輩看護師たちが恐れている今回の、

患者さんを担当しているのが桃花なのです。

 

「失礼しまーす!!

宗石さん、おはようございます!」

 

病室へ入ると、睨みを利かせる宗石生織

そう…あっち系の三代目…。

 

「またそんな顔して〜、人相悪いよ

ね、生織お兄ちゃん

 

実は、この三代目は桃花の義理の兄でした。

夜の仕事をしていた姉と知り合って結婚…

しかしその姉が病気で他界し、早くに両親を亡くしていた桃花にとって

唯一の残された家族だったのです。

 

皆、怖がるけれど…

生織の刺青が好き…

そして、注射に怯える生織を見て面白がる桃花でした。

「ふん、まぁ一人前にはなんとか見えるようになったけどな」

そう嫌味を言う生織に怒る桃花。

 

お姉ちゃんが亡くなってから、看護師を目指す桃花を

全面的にサポートしてくれた生織…

 

生織お兄ちゃん…いつの間にか大好きになっちゃった…

 

 

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なにかと危ないお兄ちゃんの世界を

桃花は看護師になって支えていこうと決めていたのでした。

 

義理の妹として

それが唯一私にできること…

 

そして退院が決まった生織…

他の患者さんの介抱をしている姿を見て、

成長したものだと感心する生織。

それを察してか、

「いやー国家試験の時、

ウチのロールスロイスで送った甲斐がありましたね〜」

と、ほんわか笑顔で桃花を見つめる生織の付き人たち。

 

…試験の当日、桃花は寝坊したのでした…

 

「ヒヨっ子ナイチンゲールもそろそろ巣立ちってとこか」

そう言って去っていく生織に心なしか不安を感じる桃花。

 

退院の前日、当直の桃花が生織の元へ訪れます。

「もう、俺がいなくても大丈夫だな。

早くいい人を見つけて結婚しろよ」

そう言われた桃花は…

「結婚なんてしないよ、お姉ちゃんの代わりに私が側にいなきゃ…」

言ってしまってから、これじゃあ告白みたいだ…

とあたふたする桃花を生織がベッドに押し倒します。

 

「白衣姿もいいもんだな、

俺にとって側にいてほしい女はこういうものだ」

 

そう言って、桃花の顔に近づく生織の顔…

 

 

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